なりたいもの

人生で二度目の転機と言いますか、一度目はなし崩しでそうなったんですが、今回は自分で選択した上での転機が近づいてきたのですが、その辺りがどうにも不安のようで昔の事をよく思い出すようになりました。

子供の頃の私は本を読む事が好きで、従兄や友達とゲームで遊ぶ事が好きでした。友達と一緒に電車に乗って本屋やゲームショップに買い物にいったり、映画を見たり、そういう出歩く事も苦ではありませんでした。今はどうかと言うとかなり出不精になっているのですが――たぶんこの辺りは自分が方向音痴なのが理由の一つにあるのかもしれません。

あともう一つ大きいのは働き出したからですね。社会人になって仕事をするようになって、出かけたら必ず出勤までに戻って来なければいけないとか、今出かけたら明日働く体力がなくなるとか、そういう事ばかりを考えるようになって、とにかく体力を温存しつつ、安全圏内にいたいという事を考えるようになりました。高速バスで名古屋に行った時も、バスに乗り遅れて帰って来られなかったらどうしよう、という事ばかり考えていたんですよ。

その時、ああ何か自分、違うなって思うようになっていました。本当は、こんな風に不安ばかりかかえた大人になっているはずじゃなかったんだよなーって。大人になったらもっと格好良くて、素敵で、大人だな! って思えるような大人になっているはずだったんですよね。現実はそういう想像とはだいぶ違う大人になっているんですけれど。

 

なりたいものになりたい

子供の頃はなりたいもののをなりたいと、はっきり言葉に出来ていたんですが、大人になってそういう言葉がなかなか出なくなりました。

私が子供の頃になりたかったものって何かと言いますと、小説家、漫画家、絵本作家、お花屋さん、イラストレーター、ケーキ屋さん、ピアニスト、あと何だったかな、今の所、思い出せたのはこの辺りです。この仕事はこういう所が大変だとか、こういう資格がなければ無理だとか、そういう事なんてまったく思いませんでしたね。

小説家や漫画家なら面白い物を書けばなれる、ピアニストならピアノが弾ければなれる、そんな風に考えることができたんです。なれない、なんて考えなかったその頃は、とにかく「なりたいからなれる」と思えていたんですよね。それが「ああ、無理だ」と思って諦めるようになっていったのは何時の頃なのか思い出せません。大人になる過程のどこかで挫折していました。

なりたいものになりたいというのは今もあります。今まで流されて、何となくで生きてきたのを自分で引っぺがすので、なりたいものになりたい、という気持ちを余計に強く感じるようになりました。一年くらいはやりたい事ややりたかった事に色々とチャレンジしてみようかなと思っております。

……なんて、書いていて何だか良く分からなくなってきましたが、あまり見られているようなブログでもないので、こっそり。

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