悪役令嬢ものというジャンルについて

以前から悪役令嬢ものを書きたいと思った時から、こつこつと書き溜めているオズです、こんにちは。

「悪役令嬢もの」というのは、一時期、小説家になろうの方で爆発的な人気だったジャンルの一つ。今も、新着小説をを検索すれば、悪役令嬢ものが多く投稿されています。私も休憩時間や寝る前などに、スマホで検索して良く読んでいました。

Contents

そもそも悪役令嬢とは何ぞや?

「悪役令嬢」とは何であるかと言うと、少女マンガや乙女ゲームで言うところの、主人公のライバル役の女の子。特に、ヒロインに嫌がらせをするタイプの「悪女」的な振る舞いをするキャラクターを指します。

ちなみに実際に乙女ゲームなどでこういったキャラクターが登場するかと言うと、乙女ゲームはそこそこ遊んでいるのですが、特に遭遇した事はなかったですね。ライバル役の女の子は登場する事がありますが、酷く突っかかって来るものはありません。

少女マンガの方はどうなのかと言うと、ちらっと見たことがあります。あまりきつい嫉妬や三角関係ものが個人的に少し苦手なので、そちらに手を出していないので、新しいものは分かりませんが、昔の漫画ですとキャンディキャンディのニール・イライザ兄妹がそれに当たると思っています(ニールは男性なので悪役令嬢ではありませんが)

小説家になろうで見られる悪役令嬢

小説家になろうで見られる悪役令嬢も、そう言った意地の悪い存在なのかと言うと、ちょっと違います。

もちろんそう言う悪役令嬢も存在しますが、多くは「日本人が何らかの原因で異世界や乙女ゲーム、少女漫画の世界に転生した存在」です。そして、特徴的なのは、自分が「悪役令嬢」である事を知っている――前世の知識を有しているという点。

主人公たちが転生した悪役令嬢の結末は、国外追放や、生死すら危ぶまれるような悲惨なものばかり。それを知っている主人公は死なないために奔走する事もあれば、特に何もせずに穏やかに暮らしていたら結末が変わっていたり、などなど。簡単に言うと「ゲームや漫画のストーリーで決まっている悪役令嬢に待ち受ける運命を変える」ための物語というわけです。悪役令嬢役と、ヒロインの立場が入れ替わる、と言った方がしっくりくるかもしれませんね。

私が良く読んでいる悪役令嬢もの

小説家になろうの方に掲載されている悪役令嬢もので、特に好きなのが『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』と『悪役令嬢は旦那様を痩せさせたい』なのですが、他にも色々と読んでいます。

『アルバート家の令嬢は没落をご所望です』は乙女ゲームの転生ものなのですが、メアリとアディーの勢いとコミカルな雰囲気が読んでいてとても楽しいです。

『悪役令嬢は旦那様を痩せさせたい』は伏線含めてとてもしっかりと組まれた物語で、読んでいると主人公のカミラとヒーローのアロイスの二人を自然と応援したくなります。

悪役令嬢ものを読み始めたきっかけ

はっきりとは覚えていないのですが、小説家になろうを始めた頃のランキングの上位に『謙虚、堅実をモットーに生きております』という作品が載っていました。それを読んで「あれ、悪役令嬢ものっていいな……!?」と思ったのが、読み始めたきっかけだったと思います。

あと、すごく趣味の話になるのですが、ツンデレって好きなんですよ。悪役令嬢とかライバル令嬢ってこう、ツンデレな雰囲気の子が多いじゃないですか。好きです。

自分が書くとどうなるかと言うと

自分で書いているものは、悪役令嬢ものというよりも悪役令嬢ものの皮をかぶったファンタジーという感じに。恋愛要素は初っ端で吹き飛びました。どちらかと言うとファンタジー色の方が強いと思います。

主人公は悪役令嬢――ではなく、悪役令嬢役を押し付けられて、しぶしぶそれっぽく振舞う御令嬢。コンプレックスがテーマの一つなので、主人公も登場人物も、大体が卑屈な考え方をしています。この辺りを物が足りないで上手く解決していけると良いなと思いながら書いています。

恋愛ものも上手くなりたい

悪役令嬢ものの多くは恋愛要素を絡ませたものでもあるのですが、実は私は、恋愛ものはあまり書いた事がなかったんです。一応、投稿した事もあるんですが『寂しがりやの魔法使いは石腕の海賊を助けたい。』と『竜の花嫁』という作品がそれにあたります。

『竜の花嫁』の方は、少女漫画っぽさを目指して書いたみたもの。一気にバーッと書いたものなので、文章が気になっている部分もあり、その内、改稿したいなと思っています。

『寂しがり屋の魔法使いは石腕の海賊を助けたい。』は、私が書ける範囲での恋愛っぽい成分を幾分強くしたものです。3万文字くらいの作品なので、もう少し加筆したい気持ちもありますね。

悪役令嬢ものも、恋愛ものも、読むのは好きですが書くとなるとなかなか難しい。とくに、心情描写をもう少し深くしたい。まだまだ勉強せねば。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です