乙女ゲームは結構やっている方なんですが、その中で印象に残っていて、時間が経って遊んでも面白い!と思える作品の一つに『パレドゥレーヌ』というゲームがあります。

元は工画堂さんから発売されたPCソフトで、私が遊んだのは移植されたPS2版。プリンセスシミュレーションゲーム、と銘打たれたゲーム(※画像はPC版)
乙女ゲームというよりは戦略シミュレーションゲームの方の意味合いが強いです。1年間=48ターンで、有力貴族や領主などからより多くの指示を得た者が王座を勝ち取るというシステムで、主人公はターブルロンド王家の王女フィーリア。
フィーリアの王が崩御し、兄が失踪したために、フィーリアが王位を継ぐ事になったのですが、それを良く思わない最少ディクトールの宣言で、一年間の『王の試練』が始まった、という物語。


騎士と契約して、各地に派遣して、工作したり、フィーリアの宣伝をしたり。特訓して自分や騎士たちの能力を高める事も出来ます。すごい強いけど体力がかなり低いおじいちゃんを鍛えて最強の騎士にしたりとかね!ちなみに領主も色々いて、悪徳領主っぽいのもいます。

こういう事も起こるので、騎士に出向いて貰って鎮圧するのもフィーリアの仕事。放っておいてもまぁ良いんですけども、それをするかしないかはプレイヤーにおまかせ。割と頻繁に発生する場所の周辺には、常に騎士を一人ずつ派遣しておくと楽です。
あと、乙女ゲーム要素もありまして。仲良くなるとイベントがあるんですが、これがまた膨大で。登場キャラクターがとても多い分、個別のイベントは少な目ですが、その一人一人にエンディング(恋愛要素の有無はある)があるのがすごい。
私のおすすめは有力貴族のディクトールと、エピドートおじいちゃん。

ツンデレかわいい。
ぱっと見た時に「何だこいつは……」って人もいると思いますが、仲良くなってイベントをすすめると、どのキャラクターも好きになれました。ただ一人だけ、某お人形さん領主だけは未だに苦手なんですけども。
そしてラストの『剣の誓い』あそこは最高に熱いです。あの完全勝利を見るためだけに恋愛そっちのけで遊んでも良いくらい。実際に、フィーリア以外を主人公に選べるパレドゥロワイヤルという作品もあります。
とにかく『騎士』の物語だけに、あのラストの流れと勢いは本当に格好良い。おすすめです!
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