宝灯堂機譚(ほおずきどうきたん)紹介

好きな漫画紹介第二弾――かどうかというと、他にも色々挙げている気がするのですが、気持ち的に第二弾ということで!今回は「宝灯堂機譚」という漫画を紹介します。

こちらはサイコミさんで連載されている、佐々木尚先生のレトロ+スチームパンクな物語。ヒトとモノが暮らす「大楼閣」という街を舞台に、モノの声を聞くことができる少女・識見宝(しきみたから)と、彼女の世話役の機械人形(カラクリ)のホオズキが描く物語です。

レトロスチームパンク

時代設定は大正時代くらいでしょうか。レトロな世界観の中に、上手くモノ――機械やカラクリが混ざり合っていて、独特の良い雰囲気を醸しだしています。

主人公の宝とオオズキは「宝灯堂」というモノの修理屋を営んでおり、この物語は彼女たちの店にやってくるモノの修理の依頼を中心に進んで行きます。

主人公はモノの声が聞こえる少女

宝は幼少のころからモノの声が聞こえる事で周囲と馴染めずにいました。その事は今も彼女の中のトラウマとなっていますが、その辛さ以上に、彼女は強くて優しい子です。

宝を支えるホオズキも口は悪くも常に宝を大事に思っており、そんな二人の絆が読んでいてほっこりします。

バトル要素もありますが、心が温かくなるような話も多く、読んでいてとても楽しかったです。

背景の描きこみもすごい!

イラストも安定して綺麗で、表紙を見て頂けると分かるのですが、背景の描き込みがまた凄いんですよ。

ああ、こういうの見たかった……!とレトロスチームパンク好きにはたまらないです。

あと個人的な印象ですが、トーンの種類が少なく、手描きで表現されている部分が多いのも好きです。

2018年8月現在は3巻まで発売

現在は3巻まで出ておりまして、まだ色々な部分の謎は解明されていませんし、不穏要素がどう動くのかもまだまだこれからのようなので、今後がどうなるかソワソワしています。4巻は来春発売予定とのことですので、待ち遠しいですね……!

読み返すと紹介になっているのかどうか分かりませんが、レトロスチパン好きにはオススメです!

 

ちなみに第一弾のおすすめ漫画はこちら

舞妓さんちのまかないさん

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