山に住んでいるため、家の外を歩くと動物と遭遇することがそこそこの確率であります。印象に残っているのが何年も前のマムシと、最近のハクビシンです。
マムシは駐車場の裏手の山から、すーっ、と下りて来たんです。近所でマムシ酒が大好きだというおじさんが、意気揚々と捕りに来てくれたのですが――その時に「マムシってツガイでいるからな~」なんて不穏なことをおっしゃいまして。
嫌だなぁと思っていたところ、数日後にもう一匹の姿が現れました。それもおじさんが捕まえてくれて、とても感謝しているのですが、その時からヘビ類はツガイでいる、というイメージがずっと頭の中に残っております。山で遭遇したら、近くにもう一匹いるんじゃないかと警戒するようになりました。
ハクビシンは屋根に……乗るんですよ。そのたびに追い出すんですが、毎晩バタバタと走り回っていたところ、昼間にふっと、窓の外を歩いている姿を見かけたんです。
目が合いました。しばし動きを止めて「何ですか? 自分、たぬきですけど?」みたいな顔をしたあと、トットッと、歩いていってしまいました。
そして数日後、今度はツガイで歩いていました。やめてほしい。そして同じように止まってこちらを見ていました。見るんじゃない、こちらのことを。
住んでいる場所が場所だけに、意外と動物ネタのストックはあるんですが、創作では微妙に使いづらい。日常のふっとした四コマ漫画にしたらちょうど良いかもしれませんね。くっ私に絵が描ければ……!




	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
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