先日、悠久のティアブレイドのお話をしたのですが、せっかくなのでシュドとアタルヴァの感想を綴っていきたいと思います。
ネタバレありなのでご注意ください……!
シュドルート
悠久のティアブレイドには攻略制限がありまして、最初に攻略出来るのはシュドとアタルヴァの二人。公式さんから、ちゃんとアナウンスが出ているのが良いですよね。
というわけで、私はまずシュドルートから進めました。
まずはひと言で感想を言うと、めちゃめちゃ熱いボーイミーツガール!でした!
いつかアニメ化するならば、たぶんシュドルートだろうなって思うくらい。特に中盤から展開は、乙女ゲームであると同時にロボットアニメや少年漫画らしさもあって、とてもワクワクしました。主人公は確かにイヴなんですが、シュドルートはシュドも主人公でした。
シュド視点で見る過去の物語からの終盤。一瞬「シュドが主人公のゲームをしていたのでは……!?」と思えるくらい惹きこまれました。けれども、イヴの存在感も薄くならず、主人公として物語をまとめる力もあって、とてもバランスが良いお話だ……と、テンションが上がりました。すごいな。
明かされる世界の謎や事情も合わさって、とても良かったです。楽しかった……!
ルートをクリアしたんですが、スチルがいくつか開いていないので、他のルートか、トゥルーエンドなのかな、とそわそわしております。
*10/2追記 シュドルートトラジックエンド
トゥルーまでが……遠い! どうやらお兄ちゃんのイヤリングを拾わない選択をしなければならなかったらしい。あそこか……!
というわけで、今度はシュドルートに入ったので、トラジックエンドを見ることに。
こちらもラストのアルカディアとのナノマシン対決のところで変化がありました。アルカディアは最後の抵抗で、イヴの『人間』である部分を奪います。そして、これでこの世界から人間はいなくなったと、満足ともとれる言葉をつぶやいて、彼は消滅しました。
人間がいなくなったとは何だろう? アルカディアは他のルートで、とにかくナノマシンを対消滅させて、この世界に生きる最後に人間であるイヴとロウの『データ』を手に入れたいとは行動していました。それならばイヴの人格は消えるんじゃないか?
そう思っていたら、イヴのナノマシンが働く体――つまり生身の部分をすべて奪ってしまったのです。残るのは機械の体だけ……。
ここはアタルヴァルートで判明する部分なのですが、イヴの体は機械なんです。クレイドルが、過去のイヴに頼まれて記憶を消す際に、その入れ物として今のイヴを作った。本来は、そんなことをしなくても良かったのですが、クレイドルがひとりぼっちの寂しさに怯え、そして今の彼女を作ったんです。AIだったクレイドルに、そんな感情が芽生えた部分は大好きなのですが――そこはクレイドルルートのお話なので、今回は横においておいて。
それで、イヴの脳の入れ物として、今のイヴが生まれたんです。肉体的なものはあっても、その中身は機械の体。それを見てシュドは動揺しますが、イヴは気丈に振る舞います。ネオスフィアの状態が危険で何とかする時間もなく、2人は地上へ。そこでシュドは悲痛な顔で、イヴを元に戻す方法を探すと誓います。
……というエンディングなんですが、他のルートよりも色々が辛いのでは……!?と慄きました。た、たすけて……!
アタルヴァルート
シュドの次に進めたのはアタルヴァルート。
何となく見覚えがあるような気がしていたのですが、中盤で『騎士達』から「王子様」と呼ばれた瞬間「あっ!?」となりました。アタルヴァ兄弟はロウのクローンで、ロウの記憶を保管するために作られた存在。言われてみればリグ(ロウのお兄さん)の顔が……お父さんだよ……! そしてイヴの体もそうだったんだ……!?
クローンなので、脳が自壊するようなシステムも組まれていて、それで命の灯が消えようとしているアタルヴァを、皆で助けようとするシーンがあるのですが、クレイドルとリグがSF特有の『頭で理解は出来るけれど感情が追い付かない技術』を朗らかに話しているのを聞いて、ちょっとだけゾッとしました。そうだ……SFだ……素晴らしい……!
イヴとアタルヴァは、存在が似た者同士。共依存ほどに深く暗い部分はないけれど、お互いが誰よりも一番近くにいる、そんなお話でした。イヴとアタルヴァの関係は、ちょうど今進めているロウルートとも似ていて、繋がっているのだなぁとしみじみと思いました。
騎士達がアタルヴァを支えてくれる時に上がるテンションと、それを見たロウの悲痛な感情が同時に伝わって来て、なかなか……お辛い……!
シュドルートはティアブレイドの表の過去を、アタルヴァルートはティアブレイドの裏の過去を教えてくれて、二人をクリアして「なるほどな……!?」となりました。まだまだ明かされていない謎があるので、他の三人+トゥルーエンドがとてもたのしみです。うおー!




	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
	        	        		
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