【小話】テストで満点だったから

初期設定バージョンの会話形式SS第三弾。

テスト終了後の幼馴染同士の会話ですね。これを書いたのはらっかみ!が始まる前でしたので、テスト後の反応も大分違う感じに。

 

宮田「家庭科で満点を取った!」
薄野「えらい」
宮田「もっと感動してくれ」
薄野「お前なんて勘当だ」
宮田「カンドウ違い!」

宮田「確実にボケに転向を図ってない?」
薄野「中身がボケの方が向いてるんかと」
宮田「メタな発言禁止!」
薄野「適度なメタはカンフル剤」
宮田「ちょっと格好良い事いってみた的な達成感!」
薄野「今日はハッスルしとるなぁ」
宮田「満点だからな」

薄野「まぁ家庭科はええけど。他はどうだったん」
宮田「他は……ハハハハ……気にすんなよ……」
薄野「一気にトーンダウンしたなぁ」
宮田「何でテストが恋愛相談なんだよ。知るかよ俺だってまだだよコンチクショウ……」
薄野(男子のテスト問題に何があった)

宮田「というわけでそのテストなんだが。例えばこれ、女子的にどう思うこの問題」
薄野「なになに……『この中のどれが恋か?』」
薄野「①見つめ合うと素直におしゃべり出来ない」
薄野「②私物が欲しくなる」
薄野「③後をつける」
宮田「な!? 難しいだろ!?」
薄野「②と③を見た後で①を見ると意味が違って見えるんだが」

薄野「ツッコミ所満載だけども、とりあえずそこは何て答えたんよ?」
宮田「答えが見当たらなかったので④番を書き足した」
薄野「ほう」
宮田「④背景に花が浮かぶのが恋です」
薄野「女子か」

宮田「あまりに理不尽だったのでアンケートを設ける事にした、さあ投書カモン」
薄野「理不尽以前に選択肢から選べ」
宮田「枠にはまった人生に何の意味があるんだ!」
薄野「蕎麦屋の跡取り的に喧嘩売っとると考えてええですか」
宮田「お前が怒っても怖くない」
薄野「鼻つまんで大量の薬味放り込んでやろうか」(イラッ)

宮田「あ! その言い方何かに似てる! ほら、あれだ、あれ!」
薄野「あれ?」
宮田「まず御木本さんの隣に立つ!」
薄野「はあ」
宮田「で、利き手を前に向けてびしっと指さす!」
薄野「こうか」
宮田「そして声高らかにこう言う!」
薄野「お前を蕎麦人形にしてやろうかッ」

宮田(←殴られた)
宮田「というわけで、テストは家庭科以外は散々でした」
薄野「落ち着きをもて」
宮田「俺に一番ないものだなッ」
薄野「威張って言うな」
宮田「ところでツッコミに戻って来たね」
薄野「これをツッコミと呼んだらええんか分からんのですけども」
宮田「おめでとうございます」
薄野「ありがとうございます」

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