Web小説に思うこと

私は昔から小説を書くことが好きで、ノートやルーズリーフなどに物語だったり、キャラ同士の掛け合いだったりを綴っていました。

その頃はインターネットは、私にとっては遠い存在で。パソコン自体は小学生の頃から使っていたのですが、インターネットが開通したのは、社会人になってからでした。

最初は自分で書いているだけで満足だったのですが、誰かに読んで貰いたいなと思って、今では小説家になろうや、カクヨムさんなどに投稿しています。

小説家になろうさんに投稿し始めたのは、2014年からでした。いつからだったのか自分では忘れていたので、投稿日時を見て来たのですが、らっかみ!が始まってからだったんですね。

 

異世界転生ものや異世界召喚もの

記憶が漠然としているのですが、2014年頃は確か、異世界転生ものや異世界召喚ものが爆発的に人気が出た頃だと思います。私が最初に投稿したのも、それ関係でしたので。

異世界転生ものや、異世界召喚ものは、急に人気が出たように錯覚しますが、よくよく考えてみると昔からあるんですよね。

例を上げると、魔法騎士レイアースや、天空のエスカフローネ、アリスSOSに、日帰りクエストなどなど。どの作品も人気が高く、私も良く見ていました。

 

異世界召喚ものの昔と今

異世界召喚ものの昔と今の違いは、チート的な能力の有無ではないかと私は思います。

例えば魔法騎士レイアースならば、異世界に召喚されたばかりの光、海、風の三人は、最初は魔法が一つしか使えません。武器の材料も自分達で調達して、創師プレセアという武器職人に作って貰います。

今の異世界召喚ものは、大体が召喚される際にチート――相手を攻撃する力だったり、『鑑定』という何でも調べる事が出来る能力だったりを授かって召喚されます。

もちろんレイアースの力もチートでは、と言われるとそうかもしれません。その力を得るまでの過程が違うので、そういう印象を受け辛いのだと思います。

 

人気のある作品やテーマ

小説家になろうでは、今も異世界召喚や、異世界転生は人気のあるテーマです。それ以外にもオンラインゲームもの、悪役令嬢もの、ハーレムもの、最近では追放ものも人気が高い傾向にあります。

どういう経緯で人気が出るかを考えると、

・読んで面白かった作品を自分でも書いてみよう。

・アニメや、ネット小説大賞などのコンテストの受賞作に影響を受けた。

というのが多いのではないかと私は思っているのですが、はっきりとは分かりません。ただ、そういうのに乗って人気が出ている作品を読むと、面白いんですよね。

 

Web小説を書くにあたって

キャラクターの魅力や、物語の面白さは勿論なのですが、Web小説は紙媒体と違って、PCやスマホで読んでいる、という人も多いです。なので詰まった文章よりは、ある程度行間を開けたり文章を崩したりと、頭にスッと入って来る読みやすさも大事です。

これが意外と難しいんですよね。応募用に書く小説とは違って、Web小説はまず、タグやあらすじで引きこめても、冒頭が読みづらければ、直ぐにブラウザバックされてしまいます。

人気が出る作品のポイント――自分が気に入ったところなどをピックアップしていくと、分かりやすいかもしれません。あとはどの層の読者に向けて書くかですね。

 

書きたいものが読まれるとは限らない

自分が好きなテーマを詰めこんで、これは面白いだろうと思って書いた作品であっても、読まれない事は多いです。読まれたとしても、継続して読んでくれるかは、もっと低くなります。

小説家になろうだと、すでに580,000以上の作品があって、1,300,000以上の投稿者もしくは読者がいるわけですから、その中で自分の書いた物語を読んでくれる人は一握りでしょう。

この辺りが難しいところなのですが――やっぱり、書いたからには誰かに読んで貰いたい。だから常にアンテナを張って、調べるという行動は大事なのだと思います。

こうやって色々を考えるようになると、何も考えずにただ楽しいから書いていた頃を思い出して、あの頃と比べて自分は楽しんで書いているのだろうかと、少しだけ自問自答するようになりました。思えばもう15年近く、創作をしているんだなぁ。

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